SANADAはクラシカルな技を好んで使うとよく言われている。
ヨーロピアン・アッパーカットやドリアホール・パイルドライバー、
ローリング・クレイドルとかがそうだろう。
受け身が取れない体制で脳天から叩き落とすような危険な技が乱発されている
昨今、SANADAはそのような技を使うことはまずない。
なぜならSANADAは勝つことだけに執着しておらず(どんなプロレスラーもそうだろうが)、本人も言っているように、「エレガントなプロレス」を魅せることに自分自身の
存在価値を見出しているのだ。
だが、それだけでファンはこのままついていくだろうか。
SANADAファンははっきりいってやきもきしている。
ここぞという時に結果を出してくれないSANADAに対して。
「魅せるプロレス」の天才がいる。一挙手一投足が絵になる男、
天才 武藤敬司
ご存知の通り、SANADAは武藤の弟子。
武藤敬司は魅せることに関して天才だが、同時に輝かしい実績も残している。
著者も飛んで跳ねての美しい武藤のプロレスに魅了された1人だ。
若かりし頃の武藤のプロレスには重さが足りなかったが、年齢・経験を重ねるにつれ、
同じ技を使っても一つひとつ重さが増していき、それに伴い結果もついてきた。
SANADAの技には重さがないわけではないが、スタミナ不足、フィニッシュにつなげるムーブメントの中で大技が足りないことからか、終盤相手をたたみかけていく場面で何かが足りない。ここで提案したい、SANADAがクラシカルさを損なわず勝つために。
例えば
バックドロップはいつも単発のところを2連発にする、また時にはジャンピング
バックドロップとする
スカルエンドを抵抗された時は、そのまま裏DDTで落とし、再度スカルエンドへ
ラウンディング・ボディープレスは試合中盤では出さない
TKOはここぞという場面では旋回式にする
勲章を手に入れるために、SANADAよ勝ちにこだわってくれ。